一部PRあり

1日何時間からがYouTube中毒?YouTube依存度チェック&治し方

夜寝る前にスマホを触ってしまう

YouTubeがやめられない理由は?なぜここまで中毒性がある?

新しいYouTubeのロゴ_透過

皆さんはYouTubeを一日どのくらい視聴しますか?

「YouTubeを見出したら気が付けばかなりの時間が経過していた」という経験がある人が殆どでしょう。どうして私たちはこんなにもYoutubeにハマってしまうのでしょう。

YouTubeがやめられない理由は、その中毒性にあります。まず結論として、YouTubeの中毒性は主に脳内のドーパミンの影響によるものです。ドーパミンは脳が興奮したり、やる気を出したりするときに分泌される神経伝達物質で、快感や幸福感を感じる際に大きな役割を果たします。

その理由は、YouTubeのアルゴリズムがユーザーの興味関心に基づいた動画を次々と「関連する動画」「お勧めの動画」として推薦するためです。

YouTubeのお勧め動画

これはユーザーが次々と動画を見続けたくなるように設計されているため、見るのをやめるのが難しくなります。例えば、音楽動画を見ていると、次におすすめされる動画も自分の好みに合った音楽であるため、つい次の動画も見たくなってしまいます。

さらに、YouTubeは視覚的に魅力的で、短時間で多くの情報を得られることも中毒性を高める要因です。動画のサムネイルやタイトルが興味を引くように作られており、一度クリックすると、その内容が気になって次の動画へと進んでしまいます。

更に毎日無数の動画がアップロードされるので”飽きる”という事がほぼありません。あなたの関心事が尽きない限り無限に動画を見続けてしまいます。

Youtube依存症のチェックリスト(大人と子供)

YouTube依存症の兆候を見極めるためには、具体的なチェックリストを用意することが有効です。

ここでは、大人と子供それぞれの依存症のサインを確認するためのチェックリストを紹介します。自分や家族が当てはまる項目がないか、チェックしてみましょう。

【Youtube依存症のチェックリスト:大人の場合】

大人用チェックリスト
  1. 長時間視聴してしまう:気が付くと1時間以上動画を見続けていることが多い
  2. 仕事や家事が疎かになる:YouTubeに時間を取られ、仕事や家事などやるべきことを後回しにする事が増えている。
  3. 日常生活に影響が出る:睡眠不足や家族との会話が減るなど、生活リズムが乱れている。
  4. 感情のコントロールが難しい:動画を見られないとイライラしたり、ストレスを感じたりする。
  5. 視聴時間を管理できない:「少しだけ見る」と決めても、気が付けば長時間視聴してしまう。

【Youtube依存症のチェックリスト:子供の場合】

子供用チェックリスト
  1. 勉強や宿題を後回しにする:YouTubeを優先して、宿題や勉強がおろそかになっている。
  2. 外遊びをしなくなる:外で遊ぶよりも、家で動画を見る時間が増えている。
  3. 家族とのコミュニケーションが減る:家族と話す時間が減り動画に夢中になっている。
  4. イライラしやすくなる:YouTubeを見られないと怒りっぽくなったり、攻撃的な態度をとる。
  5. 健康に悪影響が出る:視力低下や肥満、睡眠不足など、健康に問題が出ている。

大人も子供も長時間の動画視聴や、決めた時間を超えて見続けてしまうところから始まり、健康や精神状態、コミュニケーションにまで悪影響が出ている場合は赤信号と言えます。

このチェックリストに3つ以上当てはまる場合、YouTube依存症の可能性が高いです。依存症は心身の健康に悪影響を及ぼすため、ページ後半で解説している対策を早めにすることが重要です。

みんなどのくらい見てる?YouTubeは1日何時間からが見過ぎ?(統計/子供と大人)

そもそもYouTubeの視聴時間がどのくらいで「見過ぎ」と言えるのか

気になる方も多いでしょう。ここでは、子供と大人それぞれの視聴時間の統計を基に、どのくらいが適切かを見ていきます。

子供の視聴時間の平均

NTTドコモの社会科学系の研究所である「モバイル社会研究所」による2022年の統計調査の結果によると、スマホを持ち始める年代である小中学生のYouTubeを含む動画視聴時間の平均は以下の通りです。

小中学生の主要動画サービスの視聴時間の平均_統計結果2022年11月
情報源:小学生の2割が毎日2時間以上YouTube、テレビ番組を視聴(モバイル社会研究所)

このデータから、過半数の小中学生が1日1時間以上YouTubeを視聴していることがわかります。

また1日2時間以上視聴する子供の割合も小学生で2割弱、中学生で3割弱もおり、これが学業や健康に悪影響を与えることが懸念されています。

大人の視聴時間の平均:20代が圧倒的に視聴時間が長い

一方で、大人(20歳~59歳)の視聴時間に関する調査結果は次のようになっています。

【20~59歳のYouTube視聴時間の1日平均の統計結果】
  • 30分未満:51.25%
  • 30分〜1時間未満:20.75%
  • 1時間〜2時間未満:13%
  • 2時間〜3時間未満:7.25%
  • 3時間以上:7.75%

情報源:YouTube見すぎ?20代の19%が1日3時間以上YouTubeを視聴と回答

統計調査結果の幅が20~59歳と広いですが、過半数が1日30分未満という結果に。意外とそこまでYouTubeを見ていないようです。

しかし成人の年代別での統計では、20代に限って言えば、なんと19%も1日3時間以上もYouTube視聴すると回答しています。

年代別で「1日3時間以上YouTubeの動画を視聴している」と回答した割合を見てみると以下の通りです↓

【20~59歳のYouTube視聴時間の1日平均の統計結果】
  • 20代:19%
  • 30代:7%
  • 40代:3%
  • 50代:2%

社会人でYouTubeだけに1日3時間以上は依存症と言っていいでしょう。

「YouTubeの見過ぎ」の基準

では、どのくらいから「見過ぎ」と言えるのでしょうか。前述した統計結果を踏まえて、以下の基準を参考にすると良いでしょう。

・子供: 1日1時間以内が理想的。それ以上は「見過ぎ」と言える可能性があります。
・大人: 1日2時間以内が推奨されます。特に3時間を超えると、日常生活に支障をきたすことが増えるため、注意が必要です。

iPhoneのスクリーンタイムによる先週の利用時間履歴が驚異の1日5時間超で愕然

皆さんはどうでしょうか?

YouTube依存の症状は?(大人と子供)

また、YouTube中毒(依存症)になるとどのような弊害があるのでしょうか。

YouTube依存は、大人と子供それぞれに異なる症状を引き起こすことがあります。ここでは、YouTube依存の具体的な症状を大人と子供に分けて詳しく説明します。

YouTube依存の症状:大人の場合

内容的にチェックリストと重複しますが、大人の場合のYouTube依存症による弊害は以下のようなものが多いです↓

時間管理の困難: 大人の場合、仕事や家事を後回しにしてしまうことがあります。例えば、「もう少しだけ」と思って見始めた動画が、気づけば数時間経過していることが多いです。
睡眠不足: 夜遅くまでYouTubeを見続けることで、睡眠時間が削られることがあります。これにより、日中のパフォーマンスが低下し、慢性的な疲労感を感じることが増えます。
社会生活の影響: YouTubeに時間を費やし過ぎることで、家族や友人とのコミュニケーションが減少します。これが原因で、対人関係に問題が生じることもあります。
感情の不安定: YouTubeを見られないとストレスを感じたり、イライラすることがあります。また、動画の内容によって感情が大きく左右されることもあります。

YouTube依存の症状:子供の場合

学習意欲の低下: YouTubeを見続けることで、勉強や宿題を疎かにすることが増えます。これにより、学力の低下や成績不振が見られることがあります。
身体的健康への影響: 長時間の視聴によって、視力低下や肥満のリスクが高まります。また、運動不足により体力が低下することもあります。
社会性の欠如: 外で遊ぶ機会が減り、友達と直接コミュニケーションを取る機会が減少します。これが原因で、社交性の発達に悪影響を及ぼすことがあります。
攻撃的な行動: YouTubeの視聴を制限されると、怒ったり攻撃的な態度を取ることがあります。このような行動は、家庭内のトラブルの原因となることが多いです。

YouTube依存の症状は「時間の浪費というリソース的な被害」や「抜けられない劣等感や虚無感などの精神的なダメージ」の他にも多岐にわたり、「健康や社交性での悪影響」など日常生活に深刻な影響を及ぼす項目も多いです。

Youtube依存症の治し方:厳選5選

YouTube依存症を克服するためには具体的な対策が必要です。ここでは、効果的な治し方を5つ厳選して紹介します。

対策1. 視聴履歴を確認する

自分の視聴履歴を定期的に確認し、どれだけの時間をYouTubeに費やしているかを把握しましょう。これにより、自分の視聴習慣を客観的に見直すことができます。例えば、週末に視聴履歴を確認し、無駄な視聴時間を削減するための対策を考えることができます。

iPhone(iOS)ならスクリーンタイムで現状を確認⇒制限が可能

iPhoneやiPadなどのiOS製品であれば、設定から「スクリーンタイム」を利用して自身のスマホ利用状況を把握し、どのアプリにどれだけの時間を費やしているかを明確にすることが可能です。

スクリーンタイム

また時間帯や合計時間などでYouTubeアプリやスマホ自体を制限する機能も搭載されているので、YouTube中毒から抜け出す第一歩の方法と言えるでしょう。

参考:スクリーンタイム(Apple公式)

対策2. 視聴時間を制限する

YouTubeの視聴時間を制限することが重要です。iPhone(iOS)であれば前述した「スクリーンタイム」でYouTubeアプリやiPhone自体の使える時間を制限できますし、他にもタイマーを設定したり、視聴時間管理アプリを使うと効果的です。

例えば、「YouTube Kids」アプリのタイマー機能を利用すれば、設定した時間が経過すると自動的に動画が停止します。これにより、視聴時間を意識的にコントロールできます。

対策3. 自動再生をオフにする

YouTubeの自動再生機能をオフにすることで、次々と動画を見続けるのを防ぐことができます。設定画面で簡単にオフにできるので、これを実行するだけでも視聴時間を大幅に減らすことができます。

手順:プロフィール写真をタップ > [設定] >[自動再生] >「自動再生」のオンとオフを切り替える

参考:動画の自動再生(YouTubeヘルプ)

対策4. 視聴する内容を選ぶ

自分が視聴する内容を慎重に選びましょう。質の高い教育的な動画や趣味に関する動画を選ぶことで、無駄な視聴時間を減らすことができます。例えば、料理やDIYの動画を視聴することで、新しいスキルを身につけることができます。

同じ動画視聴でも目的を達成する手段を調べるツールという方法であれば、大きく意味は異なりますからね。

対策5. Youtubeや動画視聴以外のアクティビティを増やす

YouTube以外の活動を積極的に取り入れましょう。運動、読書、趣味などのアクティビティに時間を割くことで、YouTubeに依存しなくても充実感を得られるようになります。例えば、週に数回スポーツをしたり、新しい趣味を始めることで、生活のリズムが整います。

お勧めは運動習慣です。私も地元のテニススクールに入会して毎週通うようになって、YouTubeなどの動画視聴やスマホを触る時間が大幅に減りました。

YouTube中毒(依存症)のチェックリストと解決法まとめ

前述の通りYouTube中毒は脳内物質のドーパミンの作用を利用したれっきとした依存症なので、抜け出すにはギャンブル依存症やアルコール依存症と同じように”難易度は高い”と考えていいでしょう。

まずは自己分析(どのくらい時間をYouTubeに費やしているか)を把握し、まずは物理的にスマホの機能でYouTubeの利用を制限するところから始めるのがお勧めです。

またスマホ依存症対策として「スマホを触らない方法」についても以下のページで詳しく解説しているので是非参考にしてみて下さい↓

[sitecard subtitle=関連ページ url=”280″]