子供はスマホで何をしているの?案の定「動画視聴」と「ゲーム」が大半に

最近では小学生でもスマホが当たり前の時代ですが、前回のページで

・子供の1日のスマホ利用時間が直近3年間で1時間半~2時間増加した事
・小学生でも1日平均3時間以上スマホを利用する事

について触れました。

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今回は「子供はここまで長い時間でスマホで何をしているのか」について調べてみました。

子供のスマホの利用内容⇒どの年齢でも圧倒的に使うのがやはり「動画視聴」と「ゲーム」

内閣府の発表している統計情報によると、学年別(小学生/中学生/高校生)のスマホで利用するコンテンツと利用時間は多い順に以下となっていました↓

令和3年度 ⻘少年のインターネット利⽤環境実態調査の「年齢別のインターネットの利⽤状況(利用内容)」
引用元:(PDF)令和3年度 ⻘少年のインターネット利⽤環境実態調査の「年齢別のインターネットの利⽤状況(利用内容)」

赤枠で囲った部分を見れば一目で分かりますが、どの年齢でも圧倒的に高いのが「動画視聴」と「ゲーム」です。(特に年齢が低いほど相対的に高い)

また年齢が上がっても「動画視聴」と「ゲーム」の比率は変わりませんが、「情報検索」「ニュース」「音楽を聴く」「勉強をする」「地図を使う」など使い方が広くなっているのが分かります。

多分子供はスマホを持たせなくてもゲームや動画視聴は行う(他の端末でするだけ)ので、そういう意味では本当にスマホを持たせる意味が出てくるのは年齢が上がってからと言えそうです。

直近3~4年で保有率は上がっても利用内容は変わらず

また同統計情報で興味深いデータがあったのですが、平成30年度から令和3年度までの「子供のスマホの利用内容ごとの利用率の推移」が以下です↓

利用内容の変化(平成30年から令和3年までの推移):大きくは変わらず

「スマホ保有率」も「スマホの平均利用時間」も平成30年から令和3年までで大きく増加しているのに対して、利用する内容に関しては大きく変化がない事が分かります。

増えた利用時間がそのまま「動画視聴」や「ゲーム」の時間に回っている事が予想されます。

iPhone等のiOSであれば「スクリーンタイム」機能で毎週利用率がレポート可能ですので、子供に提出してもらうなどで保護者側も把握しておく必要があるでしょう。

iOSに標準搭載されている「スクリーンタイム」機能は、毎週使ったコンテンツと利用時間を自動レポートしてくれる機能=利用時間の把握が可能

参考:iPhone、iPad、iPod touch でスクリーンタイムを使う(Apple公式ページ)