最近では「スマホ依存症」なんて言葉が当たり前に飛び交う時代ですが、それは子供にも当てはまります。
今回は学生のスマホの保有率(所有率)について最新の情報をみていきましょう。
「小学生」「中学生」「高校生」の学年別のスマホ所有率:右肩上がりに上昇
2022年最新の内閣府発表の統計結果によると、集計した2021年時点で「小学生」「中学生」「高校生」のスマホの所有率は以下の通りでした↓
統計時期 | 小学生所有率 | 中学生所有率 | 高校生所有率 |
2022年時点 | 59.5% | 86.6% | 97.3% |
2021年時点 | 53.4% | 80.8% | 98.7% |
2020年時点 | 53.1% | 79.3% | 98.0% |
2019年時点 | 49.8% | 75.2% | 97.1% |
2018年時点 | 45.9% | 70.6% | 97.5% |
2017年時点 | 23.0% | 54.6% | 94.1% |
2016年時点 | 22.3% | 47.3% | 92.9% |
2015年時点 | 19.4% | 42.7% | 92.3% |
2014年時点 | 12.5% | 39.8% | 88.2% |
情報源:令和4年度 ⻘少年のインターネット利⽤環境実態調査 調査結果(速報)より
高校生のスマホ所有率は既に飽和状態ですが、小中学生のスマホ所有率は毎年右肩上がりなのが分かりますね。
中学生は9割弱が、小学生は6割弱がスマホを持っている計算になります。
2021年に小学生の防犯用キッズケータイの所有率をスマホ所有率が上回る
また別の統計調査によると、2021年には小学校低~中学年向けの定番の防犯用端末「キッズ携帯(キッズケータイ)」の所有率を、スマホの所有率が逆転したとの発表もあります↓
情報源:子どものスマホ所有率上昇 小学生でキッズケータイ所有を上回るのは調査開始以来初 | モバイル社会研究所
キッズ携帯と言えば小学生が防犯用に首にぶら下げているイメージがありますが、既にスマホの方が所有率では上回っているんですね。時代の移り変わりの速さを感じざるを得ません。
そもそもキッズ携帯は「保護者との通話」「GPSによる居場所検索」がメインの端末なので、スマホが上位互換器として取って代わるのはある意味では必然なのかもしれませんね。
スマホは何でもできる分依存性も高い⇒子供のスマホと制限の必要性
ただしスマホはキッズ携帯と違って、「YouTube等の動画視聴」や「ゲーム」、「ネット検索」から「SNS」まで何でもできてしまいます。
大人でもスマホ依存症が多いのに、まだ自制心の弱い子供に制限なしでスマホを持たせたら… どうなるか想像に難くないと思います。
別のページでも解説しましたが、事実学年別のスマホの「利用時間」は毎年増加し、「利用内容」で多いのが「動画視聴」と「ゲーム」です。
18歳未満の子供にスマホを持たせる場合「フィルタリングの導入」は義務となっていますが、スマホの制限・ペアレンタルコントロールは保護者側でしっかり行う必要があります。
[sitecard subtitle=関連記事 url=”https://ema-edu.jp/children-smartphone-addiction-and-usage-time/”]