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ケータイ・インターネットの歩き方2 「SNS編」 ~被害者にも、加害者にもならないために~

  1. 1. SNSって?
  2. 2. SNSのいろいろ
  3. 3. SNSで注意すること 〜被害者にも、加害者にもならないために〜
  4. 4. スマホやケータイもパソコンといっしょ!

1. SNSって?

みなさんがよくインターネットで利用するメッセージアプリ、写真(動画)共有、つぶやきなど、様々な人たちと自由に交流できるWebサイトやアプリケーション(以下「アプリ」)を、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と呼びます。

SNSは、これまで出会うことがなかった遠くの地域の人や同じ趣味を持つ人、年齢の違う人たちとも自由なやり取りができる、とても魅力的なサービスです。しかしインターネットでは、実際にやりとりをしている人がどんな人なのか分からずに交流することが出来るため、悪意を持った人と知り合ってしまったり、トラブルや事件・犯罪に巻き込まれてしまったりする可能性もあります。

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2. SNSのいろいろ

(1) メッセージアプリ

★メッセージアプリの書き込みは友だちだけしか見ることができないから、何を書いても大丈夫?

メッセージアプリでの書き込みは、個人同士やグループに参加しているメンバーしか見ることができないから安心と考えるのは間違いです。書き込みをコピーされて、SNSやメールを通じて外部に公開されるおそれもあります。個人同士やグループ内であっても、友だちや先生の悪口など、公に話すことができない内容を書き込むことは絶対に止めましょう。

またグループ内でのやりとりが終わらず、困ってしまうようなことはありませんか。時間や場所、自分や相手の状況に合ったコミュニケーションの仕方を工夫するようにしましょう。

(2) 写真(動画)共有

★その写真や動画、SNSにアップしても本当に平気?

写真や動画をSNSに投稿する場合、カメラやSNSの位置情報(GPS)をオン(つける)にしていると、撮影した場所や投稿している場所が分かってしまいます。例えば、カメラの位置情報(GPS)をオンにしたまま自宅で撮影した写真を公開すると、簡単に自宅を特定されてしまい、犯罪などに巻き込まれるおそれもあります。写真や動画をSNSに投稿する場合は、カメラの位置情報(GPS)を必ずオフにするとともに、必要のない限りSNSの位置情報(GPS)もつけないように心掛けましょう。

また、スマートフォン(以下「スマホ」)やケータイで気軽に写真や動画を投稿しがちですが、キスをしている写真や飲酒、喫煙など不適切な行為の写真を投稿すると、既にコピーや転載がされていれば、写真をインターネット上から完全に削除できずに残ってしまい、「写真を上げなければよかった」と後悔することになります。また、一緒に写真に写っている人の肖像権や写したものの著作権なども侵害しないように、十分に気を付けて投稿するようにしましょう。

(3) ミニメ(SNSミニメール)

★たかがつぶやきだから嘘を書いても問題ない?

つぶやきの内容は、全世界の人が見ることができます。過去の記事でも、インターネット上に公開されていればいつでも見ることができます。「お酒を飲んだ」、「タバコを吸った」といった内容をSNSに書いた場合、実際にはしていなかったとしても、それを読んだ全ての人に「あなたがそういうことをした」という事実として伝わります。学校に連絡されて注意を受けることになったり、内容によっては警察に補導されたりすることもあります。

「面白そうだから」、「みんなを驚かせたかったから」、「大人びたことをしてカッコつけたかったから」といった安易な気持ちで書かないように肝に銘じておきましょう。

(4) ゲーム攻略サイト

★ネットでゲームの攻略情報発見!これでさらにポイントゲット!?

ゲームの裏技には、不正な操作や改ざんを行う方法が含まれている場合があります。これらの行為は刑罰の対象になることもあるので、すぐに情報に飛びつかず、判断が難しければ身近な大人や詳しい人に相談しましょう。

またゲームの利用規約などでは、通常、不正な操作や改ざん、それらを行う方法の公開を禁止しています。さらに、不正アクセスの方法を公開することは他人に禁止行為を勧めることになり、刑罰の対象になる可能性もありますので注意が必要です。

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3. SNSで注意すること〜被害者にも、加害者にもならないために〜

(1) SNSは同じ趣味や価値観の人が集まる場所だから大丈夫!?

会員制のSNSでもいろいろな価値観の様々な年代の人が参加しています。また、興味もないのに悪いことに利用するためだけにSNSに登録する人もいます。

したがって、SNSの利用規約や注意事項などを必ず読んで内容を理解してから、参加するかどうかをじっくり考えましょう。判断が難しいときは、信頼できる身近な大人に相談しましょう。

信用できるSNSだと分かり入会を決めた場合には、会員になるために必要最低限の情報を正しく入力して登録しましょう。その際は、年齢・性別を偽ってはいけません。ただし、愛称やペンネームでもいい場合、名前は本名を入力する必要はありません。「必須」とされている情報以外は入力をしないことも可能です。

例え会員制のSNSであっても、どんな人が見ているか分かりません。常に警戒心をもって、自分自身を守ることを忘れてはいけません。

(2) メールアドレスやID交換は会うためじゃない!?

「直接やりとりしたいけど、メールアドレスだけなら大丈夫そう」、「メッセージアプリのIDなら問題ない」と考えるのは大間違いです。教えた相手があなたのメールアドレスやIDを悪用しないという保証はどこにもありません。

会うつもりがある・ないにかかわらず、SNSの中で知り合った人に、名前、年齢、住所、電話番号、メールアドレス、顔写真、学校名などの個人を特定できる情報をメールやメッセージなどで気軽に教えたり、SNSで公開したりしてはいけません。一旦、誰かに知られてしまったら、知らない人が突然訪ねてくるなど、不安な日々を過ごすことになります。

個人を直接特定できる情報でなくても、地域や日々の生活に関する投稿から、あなたがどこの誰か特定できる場合もあります。また、「プロフィール」などのSNSの記載や友だちによる投稿に名前や学校名があれば、様々な情報を総合してあなたを特定することができ、そこから危険が生じることもあります。

投稿した情報がコピーされたり、転載されたりしてしまったら、それらの情報は二度と削除することはできませんから、情報を公開する前に、自分の書き込む内容ひとつひとつに気を配るとともに、以前にどんな内容の投稿をしたかも思い出しながら、十分に気をつけてSNSを利用しましょう。

(3) 出会いっていけないの?

現実の世界では、見ず知らずの人に突然声をかけられてついて行くことが危険なのと同じように、SNS上で知り合った面識のない相手に自分の情報を教えることや直接会うことはとても危険です。

他人から送られてきたメールを読んだり、写真を見たりしただけでは、相手がどんな人なのか分かりません。悪意をもってSNSを利用する人は、悪意に気づかれないように、性別や年齢を偽ったり、他人の写真を貼ったりして、疑いをもたれないように振舞います。

SNS上で得られる情報だけでは、本当のことは分かりません。相手が実際にどんな人でどんなことを考えているのかをSNS上のやりとりだけで判断することは、とても難しいのです。インターネットは悪い人たちにとっても便利な道具ですから、自分ひとりだけで判断しないで、友だちや兄弟姉妹、さらに信頼できる身近な大人に相談するようにしましょう。

こんなことにも注意しよう!

一般のSNSは、異性交際や恋愛の相手を探すことを目的とするものではありません。「彼氏・彼女募集中」、「Hな人絡んで下さい」などの書き込みは、SNSのルールや利用規約などで禁止されているケースがほとんどです。またこのような書き込みをすると、投稿の削除や退会などのペナルティを受ける場合もあります。

いわゆる出会い系サイトやアプリは異性交際を目的とするものですが、18歳未満は出会い系サイトやアプリを利用することはできません。例え18歳以上でも、18歳未満の異性を誘う書き込みをすることは禁じられています。書き込みの内容によっては刑罰(100万円以下の罰金)が科されることもあります。

「中2女子です。彼氏募集中です」、「僕と付き合ってくれる高校生いませんか」などの違反とされる書き込みは、決して書いてはいけません。また、それらの投稿を目にしたとしても、それに決して応えてはいけません。

(4) 迷惑行為、デマ情報、犯罪予告の書き込みは犯罪!?

デマを流す行為やあらしなどの迷惑行為、犯罪予告などは、刑罰の対象となることがあります。自分では変なことは書いていないつもりでも、他の人から見たら問題がある内容なのかもしれません。特に犯罪予告は、たとえ冗談やふざけて書いたとしても、内容によっては世間に大きな迷惑をかけるとともに、警察に逮捕されることもあります。

SNSでは実名を使わずに投稿できるから誰が書き込みをしたか分からないだろうと考えるのは大間違いです。通信の特性上、きちんと調べれば書き込んだ人を特定することができますので、あなたが書き込んだことはすぐにばれてしまいます。

こんなことにも注意しよう!

内容自体に特に問題がなくても、偶然、削除対象になっている言葉を使ったために自分の書いた投稿が消されてしまうこともあります。Webサイトやアプリの管理者は、自分の管理するWebサイトやアプリ内の投稿内容について責任を問われる場合があるため、どういった投稿を残し、または削除するのかという判断をしながら運営しています。自分の書いた投稿がなぜ削除されたのかが分からなければ、Webサイトやアプリの管理者に問合せてみてもよいでしょう。回答によっては、自分の投稿のどこが悪かったのか分かる場合もあります。

(5) 情報発信をする際はいろいろなことに注意しよう!

SNSでは日記を書いたり、小説を投稿したりすることもできます。インターネットは世界中で利用されていますので、SNSに投稿するということは、テレビや新聞、雑誌と同じように、世界中で不特定多数の人に見られる可能性があるということです。

「誰が見るか分からない」ということを十分に理解して利用することが、情報発信の際の重要なポイントとなります。特に以下の点に注意しましょう。

こんなことにも注意しよう!

無料で音楽などをダウンロードできるWebサイトやアプリがありますが、ダウンロードしたものをどのように使ってもいいわけではありません。お金を払ってダウンロードをしたからといって、それをSNSなどに勝手にアップロードすることまで認められているわけではありません。特に記載がない限り、勝手に使えないと思っておいた方がいいでしょう。友達やSNS上の人たちがやっていたとしても、無断で使用してよいということにはなりませんので注意が必要です。

また、SNSに音楽などの違法アップロードをリクエストすることは、あなたが誰かに違法行為を促しているということになるので絶対にやめましょう。さらに違法にアップロードされていると知っていたにも関わらずダウンロードすることは、違法行為となります。ダウンロードをする際には、きちんと許可を得て掲載されているものか確認するようにしましょう。許可を得ているかどうかを確認するためには、例えば、以下の許諾番号やマークが参考になります。

・楽曲、映像、歌詞、楽譜の場合: JASRAC許諾番号 や Lマーク など

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4. スマホやケータイもパソコンといっしょ!

スマホやケータイは、ポケットに入るくらい小さいけれど、いつでもどこでもインターネットに接続でき、写真や情報を送ることができます。また、SNSにアクセスして世界中の人とコミュニケーションを取ることで、共通の趣味の仲間をつくったり、大勢の人たちと意見交換や情報交換をしたりすることができます。その他にも音楽や映像、小説や詩など自分が創った作品を多くの人に見てもらうこともできます。

このようにスマホやケータイは、パソコンと同じようにインターネットを利用することができますが、一方で、パソコンと違っていつでもどこでも持ち歩けて、気軽に使うことができます。それだけに安易な投稿をしないよう、スマホやケータイを利用する場合は、パソコン以上に注意して、世界中の人から見られる可能性があることを十分意識しておく必要があります。

インターネットを利用する上で、被害者にも加害者にもならない、上手な使い手になりましょう。

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